当舗の歴史

 

江戸から平成 茶業一筋

茶舗 水村園

当舗は安政4年(1857)創業以来、江戸、明治、大正、昭和、平成と五代にわたり、茶業の歴史を刻んでいる。昭和34年国道354号(旧中山道)の拡幅事業により旧店舗と中庭は取り壊されたが店舗裏のレンガ塀や土蔵などは往時のまま残った。

水村園の敷地は間口9.7m、奥行き46mの城下(じょうか)街割(まちわり)り区画。この敷地の中に、江戸から明治時代に建立した土蔵群が連なり、平成3年国登録有形文化財に登録された。

土蔵に保管されている茶葉(明治14年産。非売品)は現存する日本最古のものとされ、TBSテレビ『世界ふしぎ発見』、テレビ東京『空から日本を見てみよう』などで紹介されている。

また、当舗の坪庭にある擬宝珠(ぎぼし)型の水栓柱は高崎の水道の最初のものの一つとされ、明治43年から現在まで変わることなく通水されている。

日本最古の茶葉(明治14年産の茶)

平成2年10月店舗の土蔵(味噌蔵)で発見。茶箱には「自園、お茶処、狭山、明治十四歳己第九月」と墨書の入れ日記。農林水産省で鑑店の結果、日本最古の茶葉と認定された。
TBS「世界ふしぎ発見」「空から日本を見てみよう」「学校で教えてくれないそこんトコロ」などテレビや雑誌で紹介されている。

国登録有形文化財(レンガ蔵)※非公開

イギリス積のレンガ蔵の二階は、かってはお茶の合組(ブレンド)の作業場として使われていた。現在は来訪者の安全と建物の保存・管理のため、通常は非公開。季節の良い時には各種の音楽会や歴史資料展、染色展などの企画展示の催物が行われている。また高崎の町めぐり見学コースになることもある。

レンガ3面

建造年代は不詳だが明治20年代と推定されている。当時高崎には大火が度々起こり多くの家屋が焼失した。レンガ塀は防火壁の役目をしたと思われる。レンガの積み方の代表的なものはイギリス積、フランス積、ドイツ積みがあるが、当舗の中庭ではこの三つの積み方を一ヶ所で見ることができる。
※ドイツ積は隣接の造り酒屋の建物

擬宝珠型の水栓柱

当舗の坪庭にある擬宝珠(ぎぼし)型の水栓柱は高崎の水道の最初のものの一つとされ、明治43年から現在まで変わることなく通水されている。